12月25日 相場情報

《今年の重大ニュースは?》

【12月25日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=157円09銭【08:00現在】

※N.Y.ダウ:43,297.03 (+390.08)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:8847.5(+9.5)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.0495(+0.0265)
 ④金:2620(+7.7)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤70.1(+0.86)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1440円
 ②ロンドン午後:ー
 ③N.Y. : 1450円

※ニューヨーク為替引値(円)
157.18-157.21(0.02円安-0)

【12月24日:昨日の状況】
※国内銅建値1440円(12月24日より+10円)

《今年の重大ニュースは?》

※先日、新聞記者が来社された時に、2024年は、金属
スクラップ業界にとってどんな一年であったか?と聞
かれました。
※不適正ヤード問題や、太陽光発電プラントからの電
線盗難、千葉県から始まった特定再生資源屋外保管業
許可制、など業界の仕組みに関わる大きな事件や取り
組みが、今年は多くありました。

※ですが弊社にとって、というか小生にとって重大
ニュースは“資金繰りが大変な一年であった“ことで
す(貧乏会社につき)。
※今年は5月に、国内銅建値1,750円/kgという史上最
高値を付けるなど今年前半は、何しろ“相場が高い“と
いう業界の雰囲気でした。
※国内銅建値200円/kgを約30年前に経験している身
としては、銅が、当時の約8倍になったということで
あり、考えると恐ろしいことです。

※鉄・非鉄金属スクラップ業界の皆様、資金的に余裕
があるせいか、”相場高による資金難”を口にされる方
が少ないようで、あまりクローズアップされないので
すが、小生は今年前半、資金繰りに追われた年であっ
たことが最も記憶に残っています。

※この相場高→資金需要アップという問題は、どんな
に大きい会社でも小さい会社でも、必ず、直面する問
題です。また、うちは相場が高い時はやらないよ!
(=荷物を買わないよ)とは言えないわけで、商売を
するプレーヤー側に選択の余地がありません。
※このまま、相場が上がり続け、10年後には国内銅建
値3,000円/kgとか、20年後に5,000円/kgとかなっても
不思議でなく、そのとき否応なく資金問題にぶち当た
ると思うと恐ろしいです。
※ちなみに1,750円/kgを8倍すると14,000円/kgなので、
30年後の2054年に、国内銅建値が瞬間的にでも14,000
円/kgを付けることは、全く非現実的ではありません。

おまけ:
不思議なのは、資金が多めにあると多めに使ってしま
うこと。荷物が多くヤードが狭いからと、広いヤード
に移転した会社が、その後大きいヤードなりにヤード
を使ってしまい、結局ヤードが狭いという話は、業界
あるあるです。資金も同じ。あるとそれなりに使って
しまうもの。

以上